Nif's recipe
Nif Coffeさんのおすすめレシピ
YouTubeやショップなど、多くの場面で活躍しているコーヒー専門家・Nif Coffeeバリスタ代表・小川さんによる、豆ごとのMoccaによるアレンジレシピをご紹介。

Nif's recipe①
セブンイレブンのコーヒー豆
【豆の特徴】
始めに酸味を感じ、余韻は強い苦み、酸と苦みが強くロースト香も強め。
冷めると豆由来の不快感がかなり出てしまうところが少し難点。
価格:¥537
内容量:300g
焙煎度合い:中煎り
粉の荒さ:中細挽き

Moccaでのおいしさ
★おすすめ:Daily brewモード
このコーヒー豆の持ち味である、酸と苦みのバランスが良くメリハリがある
◯brew like a proモード
コクと苦み重視で酸味が和らいだ味わい

カスタムでのおいしさ
カスタムレシピ:低温設定:84℃ 22g 360ml
✕:酸味がかなり弱まり味がぼやけて感じる

セブンイレブンの豆なら、Daily brewモードがおすすめ!酸味が苦手な方はBrew like aproモードも試してみてください。

Nif's recipe②
UCCゴールドスペシャル
【豆の特徴】
苦さとコク重視、酸味が弱く、香り、甘みも弱い。余韻はあまり強くない、冷めると欠点豆由来の不快感がかなり出る。
価格:¥588
内容量:250g
焙煎度合い:中煎り
粉の荒さ:中細挽き

Moccaでのおいしさ
☆おすすめ:Daily brewモード
スッキリ軽やか、不快に感じる苦みも抑えられ、全体を引き締める酸味も感じる、冷めても飲みやすい。
△brew like a proモード:まろやかなコク、苦みがより強調される、熱々の一口目は良いかもと思うけど冷めてくると悪目立ちする苦みや香りを感じる

カスタムでのおいしさ
カスタムレシピ:低温設定:84℃ 22g 360ml
✕:味が出てなく、うす苦い印象

UCCゴールドスペシャルの豆なら、Daily brewモードがおすすめ!すっきりと軽やかに楽しめます。
また、冷めても飲みやすくなっているのも嬉しいです。

Nif's recipe③
カルディマイルドカルディ
【豆の特徴】
焙煎度合いは浅めのハイロースト程度、軽やかな印象、色づきの悪い死に豆の混入も多く冷めると欠点豆の不快な味わいが悪目立ちする。
価格:¥799
内容量:200g
焙煎度合い:中煎り
粉の荒さ:中挽き(挽きたて)

Moccaでのおいしさ
☆おすすめ:Daily brewモード
豆の持ち味の軽やかさを感じつつ、欠点の味わいも少し抑えられていて一番飲みやすい。
△brew like a proモード
冷めたときの欠点豆の不快感がけっこう顕著にでる。

カスタムでのおいしさ
カスタムレシピ:低温設定:84℃ 22g 360ml
✕:うすい、味が出ていない

カルディマイルドカルディの豆を使うなら、おすすめはDaily brewモード。豆の持ち味の軽やかさを感じることができます。

Nif's recipe④
カルディイタリアンロースト
【豆の特徴】
イタリアンローストらしい強い苦みと強いロースト香が特徴、余韻はやや少なめ。
価格:¥918
内容量:200g
焙煎度合い:極深煎り
粉の荒さ:中挽き(挽きたて)

Moccaでのおいしさ
Daily brewモード
△:イタリアンローストの豊かなコクが出ず、苦くてさっぱりした味わいで物足りなさを感じる
brew like a proモード
◯:苦みとコクの両方しっかりと楽しめる

カスタムでのおいしさ
★おすすめ:
<カスタムレシピ>低温設定・84℃ 22g 360ml
20%増しで淹れるとより特徴が引き立つ。苦みが少し穏やかになり、まろやかで甘みを感じる。

カルディイタリアンローストの豆なら、ぜひカスタムレシピを試してみてください!
甘みを感じるまろやかさを味わえます。

Nif's recipe⑤
スターバックスハウスブレンド
【豆の特徴】
焙煎度合いがかなり深い、強い苦みとロースト香が大半を支配している、冷めても欠点の味わいは出てこない。
価格:¥1,320
内容量:250g
焙煎度合い:極深煎り
粉の荒さ:中挽き(挽きたて)

Moccaでのおいしさ
Daily brewモード
◯コクの出方が弱く軽め、豆の特徴を活かすならlike a pro
★おすすめ:brew like a proモード
苦み、コクと立体感のある味わい

カスタムでのおいしさ
カスタムレシピ:低温設定:84℃ 22g 360ml
△:かなり柔らかいコーヒーに仕上がるが味わいがのっぺりと平坦な印象もある

深さと苦味が特徴のスターバックスブレンド豆なら、おすすめはbrew like aproモード。
プロさながら、苦味とコクが引き立ち、立体感のある味わいを楽しめます。

Nif's recipe⑥
Nif Coffee(ふつう)
【豆の特徴】
香り、酸、穏やかな苦み、甘み、全体がバランス良く調和して、とてもクリーン。冷めても美味しい。
価格:¥537
内容量:300g
焙煎度合い:中煎り
粉の荒さ:中細挽き

Moccaでのおいしさ
☆おすすめ:Daily brewモード
柔らかいコクに、メリハリのある酸と奥行きのある香りがしっかりと抽出されている
brew like a proモード
◯:スッキリ軽やか、スイスイ飲める軽快な仕上がり

カスタムでのおいしさ
カスタムレシピ:低温設定:84℃ 22g 360ml
◯:非常にやさしい味わい、酸も苦みも穏やかでこれはこれでおいしい。

Nif Coffe(ふつう)の豆なら、Daily brewモードがおすすめ。
バランスのとれた豆の良さをしっかり引き出します。お好みによってモードを使い分け、自分好みの味を探してみてください。

Nif's recipe⑦
Nif Coffee(ふかいり)
【豆の特徴】
コーヒー豆から感じる甘さ、広がりのある香り、柔らかい苦み。とてもクリーン。冷めても美味しい。
価格:¥949
内容量:160g
焙煎度合い:深煎り
粉の荒さ:中挽き(挽きたて)

Moccaでのおいしさ
★おすすめ(20%増し):Brew like a proモード
ふかいりらしい濃度感、甘さや苦さを感じられる(22gだと濃度が少しうすいが甘みは感じる)
Daily Brewモード
△(20%増し):蒸らしが短い影響かスッキリ目に仕上がる、少し物足りない

カスタムでのおいしさ
カスタムレシピ:低温設定:84℃ 22g 360ml
△(20%増し):dailyを低温で入れた感じ、味がうすい。

Nif Coffee(ふかいり)の豆はBrew like a proモードがおすすめです。
ふかいりらしさを存分に味わうことができます。


レシピ by. Nif Coffee
小川健介
バリスタ
Nif Coffee 代表取締役
代表 小川健介
「おいしいコーヒー豆をもっと多くの人に届けたい。」を信念に活動を続けるコーヒーの専門家。Le Cordon Bleu料理・菓子上級コースを卒業し、 仏レストランやパティスリーなど飲食経験を積み、コーヒー鑑定士の国際資格Qグレーダー取得を期にスペシャルティコーヒーのトップランナー企業堀口珈琲に入社。10年間でコーヒー豆の製造を始め、喫茶店舗責任者、販売統括責任者・物流責任者、ネットショップ責任者など様々ポジションを歴任。
Nif Coffeeでは仕事の合間を縫って、Nif CoffeeYouTubeチャンネルでご家庭でのコーヒーライフを豊かにする知識や情報を発信している。
レシピ検証はすべて2杯分で行いましたが、豆の量は説明書の分量をベースにしてあり、他の杯数でも傾向は同じでした。
一部濃く淹れたい豆は20%増しを推奨しています。
色々と試して感じた傾向ですが、安価でグレードの低い豆や焙煎が浅いタイプの豆はdaily brewが良く、高品質な豆や深煎りの豆はbrew like a proの相性が良いですね。
カスタムレシピで、84℃の低温抽出も試しましたが、多くはベストな抽出にはならず、テンプレートの抽出レシピ2種の優秀さを感じました。
手で低温の湯でドリップ抽出する場合、注湯のタイミングやペースもゆっくりにしてじっくり淹れると美味しいのですが、moccaだと注湯の設定は変更できないので、おそらくその辺がカスタムで低温にした場合の相性が難しかったのかもしれません。